「にいさん!!これはどういうことですか?」
「朝倉君?説明してもらえますよね?」
・・・みなさん、こんにちは。世紀の色男こと、朝倉純一です。
え〜と、まず、ピンチです。
とてもとても、ヤヴァイです。
D.C.サイドストーリー 『とある休日』
事の発端は、約1時間前にさかのぼる。
今日は日曜ということもあって、グーたらと部屋でごろごろしていた。
「ん〜・・・暇だ・・・。」
最近は、毎日のように恋人であることりと一緒に過ごしていた。
しかし今日は、暦先生との用事とかで断られてしまっていた。
ちなみに、我が愛しの義妹も、後輩の美春と買い物らしいので居ない。
「しっかし、ことりが居ないと、何もする気が起きねぇな・・・。」
そういえば、ことりと付き合い始めてから、かったるいと言う回数が減った気がする。
と、色々考えていると・・・
ガラガラガラ
「・・・ん?」
窓の方から音がした気がしたので、行ってみると・・・
「うにゃあ〜」
「お、うたまるか。」
そこに居たのは、猫なのかも分からない生物、うたまるだった。
「どうした?今日は、さくらは一緒じゃないのか?」
「にゃにゃ」
そう言い、頭を横に振るうたまる。
こいつは、さくらと一緒に居ることが多いので、てっきり一緒かと思ったんだが。
流石に仮にも教師は忙しいらしい。
「まぁ、いいや。うたまる、暇つぶしに付き合ってくれ。」
「にゃ」
恐らく、承諾の意味合いだろうと受け取った
・・・うたまるにまで暇つぶしの相手を頼むとは、もうだめかもしれんね。
「・・・でも、こいつでなにをすりゃいいんだ?」
とりあえず尻尾を持ってみる。
「にゃ!」
おお、飛び上がった。よし、次は耳を・・・。
「にゃにゃ!」
おお、跳ねた。なかなか面白い。じゃあ、次はくすぐってみるか。
「にゃ〜」
なんか、リラックスしてる?
じゃあ次は・・・。
一通り、うたまるで遊び、ごほうびの鰹節をあげながら、
「今度は、うたまるが俺の欲しがりそうなもん持って来い。」
と、無茶苦茶な要望を言うと、うたまるは
「にゃにゃ?」
と、首をかしげ、しばらく考え込んだ様子になった後、
ピョンピョンと跳ねながら、俺の部屋を出て行った。
「あいつ・・・どこ行くんだ?」
と思いつつ待ってみた。が、一向に戻ってくる気配がない。
気にはなったが、まぁ、平気だろうと思い、俺はベットに横になった。
・・・この時にうたまるを探しにいっておけば、あんなことにはならなかったかもしれない・・・。
ふと気が付くと、ほどよいだるさが俺を包んでいた。
どうやら少し寝てしまったらしい。
傍にあった携帯を見ると、まだ先ほどから20分程度しか寝ていなかった。
と、携帯にメールが一件来ていた。
『美春が急用ができたとかで帰ったので、私も帰ります。美春からバナナケーキを持ってきてるので、
一緒に食べましょう。音夢』
だってさ。
んじゃ、そろそろ愛しい義妹でも迎えるために起きます・・・・か・・・ぁ・・?
ナンデスカコレ?
ベットから起き上がった瞬間に視界に入ったのは、色とりどりの・・・下着。
もちろん、男性用ではない。それはそれで衝撃だが・・・。
手元にあった布切れを拾って、広げてみた。
・・・音夢さんのでした。
それがもう、まるでお花畑のように、部屋中に散らばっていた。
目の保養になるなぁ〜、などと悠長に思っていると、
ガチャガチャ
下の階、恐らく玄関からと思われる音が耳に聞こえた。
「ただいまぁ〜」
その声の主は、これらの布切れ達の持ち主さまでした。
俺は思わず身を強張らせた。
「おじゃましま〜っす♪」
その後に続く、本来、聞こえるはずのない俺の恋人の声・・・。
俺は、数秒ほど固まった後、本能的に感じた。
これは、命が危ないと・・・。
トントントン・・・
誰かが、階段を上がってきた。
俺は、電光石火の勢いで、散らばった下着をかき集め始めた。
早くあいつらの目の届かないところへ移動させないと、ほんとにやばい!!
トントン・・・
足音が段々近くなってくる・・・。
俺は、手は休めることなく、しかし頭では冷静に状況判断していた。
トントン・・・ピタッ
あ、止った・・・・・。
ちなみに、まだこちらは半分も集め終わってない。
コンコン
「にぃさ〜ん?はいるよ〜?」
音夢が俺にそう問いかけた。
「ちょ・・・まっ!!!」
という俺の言葉もむなしく、
ガチャ
と、地獄への扉はあっさりと開かれた。
「帰ってるときに、白河さんとばったりあっちゃって・・・・さ・・・ぁ・・」
さすが、我がマイシスター。俺と全く同じリアクションをしてくれた。
「にい・・・さん?・・・これは・・・なん・・・ですか?」
引きつった笑みで俺に聞いてくる音夢。
「いや、あのな、その・・・」
トントントン♪
そこに、またもやリズムよく階段を上がってくる音がひとつ。
「あっさくらく〜ん!用事が早く終わっちゃったんできちゃった・・・よ・・・」
これまた同じリアクションのことりお嬢さん。
「朝倉君、これは・・・なにかな♪」
ことりさん、そんな満面の笑みで、どす黒いオーラを背景にしないでください・・・。
「にいさん!!これはどういうことですか?」
「朝倉君?説明してもらえますよね?」
こうして、冒頭に戻る。
俺は、未だかつて経験したことのない、生命の危機に直面していた。
「ま、待て!ことり達が思っているようなことは断じてない!!」
「へぇ、私には、妹の下着を抱きしめている兄にしか見えませんが?」
ちなみに今の俺は、音夢の下着をかき集ている状態で、固まっているので、
傍から見ると、下着を抱きしめているように見える。
「ついでに言うと、抱きしめながら、興奮している、変態なお兄さんですね♪」
二人とも笑顔という仮面を顔に張ったままそう言った。
「いや、だからな?俺もな、ついさっき起きてな、気が付いたらな、こうなってたんですよ。はい。」
「言いたいことは、それだけですか、兄さん?」
「言っておきたいことがあったら早めに言っておいたほうがいいよ、朝倉君。」
いつの間にか、手に六法全書の何倍かはあると思われる物体をもっている二人。
うわぁ・・・、当たったらものすごく痛そうだ。
ふと、さっき下着をかき集めているときに感じた違和感を思い出した。
「そういえば、音夢、胸少し大きくなったか?」
水爆投下。そう気付いたのは、失言から、少したった後だった・・・。
あ、ちょっ、そんな危ないもの、振り上げないd・・・
「「このへんたぁぁぁぁぁいぃぃ!!!!!!」」
メテオ級の打撃が俺の頭を襲った。
俺は、薄れゆく意識の中で、この惨劇の黒幕の顔が思い浮かんだ・・・。
「にゃー♪にゃー♪にゃー♪」
うたまるは、朝倉家で起きている惨事など露知らず、いいことをしたとご機嫌なのだった。
そして・・・
音夢とことりは、俺が誤解を解くまで、音夢は汚いものでも見るように、
ことりは、とても生温かい目で見ていた。
終わり
後書き
いかがだったでしょうか?初の二次小説、D.C.です。
方向性もなにも決まらないままに書き始めたので、内容が支離滅裂になっている部分が数多くあると思います・・・orz
あと、設定もほんのすこし変わっちゃってます。音夢が本島に行ってなかったりしてます。
えと、楽しんでもらえたら幸いです。誤字などがありましたら、教えていただけるとうれしいです。
それでは。
2008/2/6
テーマ:小説 - ジャンル:小説・文学
- 2008/02/12(火) 18:39:55|
- 朝倉純一
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1